横浜開港記念会館(重要文化財)

横浜を代表するレンガ建築、と言っても過言ではない開港記念会館。カッコイイ建物である。



この建物は『横浜三塔』としても有名で、別名を『ジャックの塔』と言われている。他の二塔は『キング(神奈川県庁)』と『クィーン(横浜税関)』である。
あくまで個人的見解だが、他の二塔はあまりカッコよくない、と思う。キングはズングリムックリしすぎで塔というイメージにそぐわず、逆にクィーンはヒョロっちくて頼りない気がする。あと、どちらもレンガ建築ではない。
その点、ジャックこと開港記念会館は正真正銘赤レンガだし、建物本体やドーム、そして塔の配置が絶妙である。
ちなみに横浜三塔には伏線となるストーリーがあったりするのだが、それは割愛。



側面から見るとこんな具合。ドームが重々しいのだな。
ただ非常に残念なことに、横浜官庁街の大小ビル群に囲まれているため、建物を含む街の景観という点では見栄えがしないのである。交通量も半端ないし。



建物内には無料で入館できる。さすが横浜、太っ腹である。
内部はステンドグラスがあしらわれており、かなり優美である。



そして塔に登ることもできる。ただしそれは限られた日、『横浜三塔の日』*1だけ、普段は非公開ではあるが。
でも実は、登ったところでたいしたことはないのだった。階段をぐるぐる登りつめて最上部まで行っても、特に見晴らしがきくわけでもない。だって周りはビル群だもんよ。港もチラッとしか見えない、これまたジャックの残念ポイントである。
でも三塔の日には、斜向かいの県庁も屋上まで公開されるので、このようなアングルでの撮影も可能となる。



ジャックの塔、基本的に外観を楽しむのがベストな模様である。
夜間ライトアップもされているとの情報もあるので、そのうちにまた行ってみようかと思っているところ。
・・・とは言え、中々ねぇ^^; だって割と近所なので、いつでも見ることできる感があるから、夜にわざわざ出掛けるのも面倒だしぃ・・・、まぁそのうちに。
(2014/03/09撮影)

*1:通例は3月と11月の年2回。あとは何らかの催しに応じて、特別公開日がある。