旧日本郵船小樽支店(重要文化財)

小樽は古くからの建物がたくさん残っている、まさに『近代建築の宝庫』というべき街である。しかも、オレの大好きなレンガ建築がかなりある。
うれしいことに小樽では、これらを『市指定歴史的建造物』として保存しており、情報公開を行っている。
もう飛びつくわね、オレ。


で、色々見て回って、最後に行ったのが旧日本郵船小樽支店だった。この時点で、夏の陽は傾き加減となっていた。

画像を御覧の通り、完璧に逆光である。
時間配分を間違えてしまった模様だ・・・、残念。折角の重要文化財も、これでは台無しじゃんか。


どうしたモノかと思ったが、傾いた陽に向かって『戻れ!』と言うワケにもいかない。そのような昔話があったが、その中では陽は戻ったはいいけれど、翌朝になると全財産を失ってしまったそうである*1
全財産を失うのはイヤだ。

少々の思案の結果、この日の宿が余市だったので、翌朝ちっと早出をしてまた撮影すればヨシ、このように結論づけた。
夕方が逆光なら朝は間違いなく順光だろう、どうせ旭川まで行くんだから道中に寄り道すればいいさ、オレ賢〜い(^^) ってなモンである。


で翌朝。

大満足の順光だった。しかも昨日の空より、クッキリとした青空ではないか♪

角度を変えてあちこち撮影。

さすがに朝なので、噴水は止まっているね。これはちっと残念だね。

逆方向からもパチリ。

これはすぐ隣の建物、旧日本郵船倉庫である。
こちらは文化財指定ではないが、小樽の歴史的建造物になっている。


玄関先の細かい意匠もカメラに収めて、と。
外回りは十分堪能したし、さて中に入ってみようか・・・って、オイ^^;


開館時間前だったのである。
昨日は昨日で、閉館時間に40分ほどあったのだが、余裕ぶっこいて『まぁ、明日でいいよね^^』などと中に入らなかったのだな。
オレ、ちっとも賢くねぇ、ってか文字通りの『マヌケ』だよ。開館の時間くらい確認しておけよっ!


このような失敗はたまにある。
イイ年をして、もう少し落ち着きたいモノである。

結局はこの後の予定もあり、開館時間を待つ余裕もなかったので、小樽支店の中に入ることはできなかった。
なのでまたいつか、機会を作って見に行こうと思っている。

(2015/07/16撮影)

*1:湖山長者伝説ね。